みぎのほっぺに冬の夜

Träume sind Schäume.

滝沢歌舞伎ZEROを見て。

 

幕が上がった瞬間直感的に理解した。

 

Snow Manはこのために、『滝沢歌舞伎』のために、6人から9人になったんだ。この舞台を"継承"するためのグループなんだと、根拠もなくそう思った。

この舞台を引き継ぐために、9人に「なる必要があった」んだ。

 

 

 

 

 

自分の気持ちに決着をつけようと思って入った最初で最後の滝沢歌舞伎ZEROだった。

 

あれからもう3ヶ月以上経っているのにYouTubeもIsland TVもwebの更新も見れなくて、Mステも見る決心が着くまでだいぶかかった。夢のような嵐との共演の回は未だにHDDの中で眠っている。毎日のように流れてくる新しい情報は全然追えていなくて、9人を受け入れた人の意見も、9人を拒み続ける人の意見も、どっちもしっくり来ない。

 

  

担降りという単語が何度も頭をかすめる。

 

 

正直言って私というオタクに「担降り」という機能は元々備え付けられていないらしくて、好きなものはいつまでも好きだし、それが多ければ多いほど心の健康に良いという考え方なので、大事なものが増える一方。アイドルに精神をめちゃくちゃに左右されるので、支柱は何本あってもいい。アイドルは人生、人生は保険。

というわけで担降りって私のハッピーオタクライフの中でもっとも遠い存在だったはずなんですけど、担当を嫌いになっていないが故の担降りもある、らしい。

 

私はいつ担降りしていいのかな。いつになったら完全に離れられるかな、と思うようになった。

 

 

単独で決めようと思っていたんだけど、続けるにも離れるにも決定打にはならなかった。絶対に幸せになって、とは思った。

歌舞伎で決めようと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言えば、歌舞伎は本当〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜に良かった。本当に。 興奮して文字が大きくなるくらいには良かった。

 

演者も、演出も、最高だった。Snow Man、本当に最高だった。

双眼鏡もたまに覗いたけど、それ以上にこの舞台の全体像を脳に留めておきたいという欲望があまりに強くて、一瞬も見逃さないよう必死だった。

”意志”みたいなものをヒリヒリと感じて舞台を見ていて痛いくらいだった。そのくらい、Snow Manは決意に燃えていて、その決意が具現化したようなものが空間を覆っていた。

 

この人たち、見逃したくない、と思った。

 

まだ、もう少しだけ、見ていたい、と思った。それくらいめちゃくちゃに最高だったんだよ。

9人でも、見てみたいかもなって。

 

 

でも、私は未だにあの人を許していないし、足りないと言った人たちも許していないし、自分が元いたところを否定したあの人も信用していない。

6人のSnow Manみたいに、100%この人たちなら何預けても大丈夫って、こたつみたいな安心感ではないけれど、なんならまだ気持ちは30%くらいしかなくて、まだまだ信頼できていないしかなり薄目でしか見ていられないけれど、でも今ここで9人に完全に目を背けるのはもったいないな、と思った。思わせてくれたSnow Manに、特にひかるくんに、本当に感謝だよ。

 

 

 

 

 

 

最初も最後も、涙でぼやけて何も見えなかった。泣いて笑ってまた泣いて。

 

平成最後に、いいもの見たなぁ。

行って良かったし、行けて良かった。とにかく本当に良かった。語彙力がない。

 

 

もう少しだけ、Snow Manのファンでいさせてください。たぶん、未来の私が後悔することはないと思う。

 

 

 

 

 

 

結成7周年おめでとうございます。8年目も、美しく舞うのを見れますよう。