みぎのほっぺに冬の夜

Träume sind Schäume.

生粋のジャニオタがHiGH&LOW THE WORST Xを見て花岡楓士雄ちゃん及び川村壱馬さんに狂ったよという話

一週間前までTHE RAMPAGEのらの字も知らなかったジャニオタが、今、メンバー16人の名前をすらすらと言えます。????????????????

 

事の始まりはジャニオタ友人(猪狩担)がある日ザワクロを見てから狂ったようにザワクロのことしかツイートしなくなったこと。あまりの狂い様に彼女の周りで一人、また一人と「そんなに狂うなら見てみようかな…」と思う人間が現れ、ご多分に漏れずわたしもその一人となった。

28日夜、ザワクロ狂い猪狩担を含む三人でスプラをしていた流れで、次の日休みだったザワクロ狂い猪狩担以外の二人(松倉担友人+宮近担わたし)で見に行こうかという話になり翌日新ピカへと向かった。ハイローってよく聞くけどちゃんと見たことないし、試しに見とくか、教養〜という軽い気持ちだった。しかし偶然にもその日、我々の担当が10年以上望み続け、個人的にも4年とちょっと朝から晩まで精神を擦り減らして望んできた「Travis Japanデビュー」の報があり、はっきり言って我々は浮かれていた。ロサンゼルスに思いを馳せてハンバーガーとスムージーを平らげ、お揃いのメンカラピアスを買い、スタバの新作なんかも飲み、昼に会ってからもう普通に遊び倒していた。ので、猪狩担友人と約束した「鑑賞後のフレッシュな感想を届ける」ために設定された18:40からの上映時刻までには既にだいぶ眠気に冒されており、もしかしたら寝ちゃうかもねワハハなんて欠伸をしながら話した。

寝なかった。自分の脳がメリメリと音を立てて覚醒し、瞳孔がガン開きになり、一つのことしか考えられなくなっていることを実感した。

花岡楓士雄ちゃん。

もう花岡楓士雄ちゃんのことしか考えられない。花岡楓士雄、花岡楓士雄、花岡楓士雄。楓士雄。初対面から好きでした。

鈴蘭に一人で乗り込んで、心から喧嘩を楽しみながら派手に暴れ回る。屈託なく笑う笑顔とお顔が見やすい最高の髪型。こういう情緒赤ちゃんのスーパーマンに、どうしようもなくフラットでマイペースで自分だけの尺度を持っていて全員の「唯一」になってしまえる王に、わたしは、弱い!(大声)

もうこの時点で楓士雄が発した自己紹介(「鬼邪高3年、花岡楓士雄だよ」)を頼りにこの名前を忘れまいと脳内で無限に「楓士雄」がこだましていて、他のことが考えられなくなった。(このシーン、体感では瀬ノ門のシーンがチョコチョコあってからの開始30分くらいかと思っていたのに、後日見返したらクソ序盤で腰を抜かした)

加えて、楓士雄のいないところで「親友」を名乗る謎の司ちゃん。かわいい。コンビ厨、シンメ厨に、楓士雄と司が刺さらないわけがないだろ!(大声)ラオウが楓士雄が向かう価値のある男か謎に探りを入れる司に悶え、楓士雄に説教を入れる司に悶え(この時点で「楓士雄って鬼邪高の頭なの!?」と性癖ポイントに拍車がかかる)、ロープを切られる司をダイブして受け止める楓士雄に悶え、須嵜とのタイマンで楓士雄が一瞬倒れてから起き上がる、更に最後の拳をお見舞いするシーンの司の表情の良さに悶え。わかりやすく頭のネジ一本外れてる楓士雄と、わかりづらいけど楓士雄に関してだけは頭のネジ100本くらい外れてる司、死ぬ。

狂った。エンドロールから既にもう一度見たかった。これまた眠気などどこかに吹き飛んだらしい瞳孔の開き切った松倉担友人と顔を見合わせ、「狂った」とどちらともなく呟いた。

わたしの担当ライナップ、二宮、宮近、菊池、横原、知念、斗亜、立樹。基本的にマイペース、ぼんやり、ごきげん、向けられる好きの矢印に頓着しない、自意識が薄い、でも自己肯定感は高い、他人に由来しない確固たる自己がある、目が静かな人が好き。パフォーマンス点も加味。天才であればなおよし、王であれば性癖ビンゴ総開け。そういう人が大好き。初恋(というか初神輿?)は孫悟空です。

そんなの、花岡楓士雄のことが好きに決まってるだろ。こんなの小学1年生の算数のテストより簡単です。花岡楓士雄のことが好きに決まってるだろ!

思うに、ザワクロ(というかたぶんハイローシリーズ)というのはあまりにあらゆる性癖ドンピシャ人間のバーゲンセールで、誰が好き?の問いに答えたらそれだけで性癖大博覧会になるような、わたしって本当にこういう男が好きなんですね!?という自分の性癖お理解の時間でした。現に、上映後なぜか同じ映画館でザワクロを見ていて合流した深澤担友人は轟小田島に狂っていたし、金髪が好きな松倉担友人も無事小田島に狂っていた。わかる。

あまりに最高な映画で、こんな最高の映画をなぜ今まで見なかったのか?と自省する羽目になった。わたしは日本に住んでいながら今まで何をしていたんだろうか。記憶がない。この映画に出会わせてくれた猪狩担友人に感謝。

 

というわけで無事ハイローには狂ったわけですが、この後軽率にツイッター検索を行ってしまい底無し沼に落ちていく。きっかけはこのツイート。

待ってくれ!中の人も王なの!?という混乱と、楓士雄って、川村壱馬さんと言うのね…!あなたが川村壱馬さんなのね…!という発見。「川村壱馬」という字面は見たことがあったけれど、彼がどんな人なのかも、LDHに所属していることも、ましてやTHE RAMPAGEのボーカルだということも知らなかった。わたしのLDHの知識はTAKAHIRO氏やNAOTO氏など比較的メディア(特にバラエティ)露出の多い人と、一時期母が狂っていた岩田剛典さんと、啓司さんが好きな友人からもたらされる啓司さん情報に限られていたので、ギリギリランペイジはたぶんLDHだろう…(名前的に…)という赤ちゃんレベルの認識。なので、楓士雄と司の中の人が同じグループに所属しているだけでバカみたいにうれしかった。

そこからは順当に川村壱馬さんやら吉野北人さんやらかずほくやらの情報を漁りまくり、もちろん楓士雄と司及びハイローの情報も漁りまくり、スクラッチに勤しみ、2回目のザワクロを見に行った。ある程度このキャラはランペイジの人、という知識だけ蓄えて行ったら、あの人もこの人もランペイジ!?という進研ゼミ状態になった。2回目の花岡楓士雄ちゃんは二日間で蓄えた微々たる川村壱馬さんの基礎知識の中のどこにもない、川村壱馬さんが絶対にしない表情をしており、花岡楓士雄の存在をよりはっきりと感じられたと同時に、もう無意識下でそういう判断をしている己の狂いの初速が怖くて泣いた。前回はほとんど名前がわからなかったエンドロールは、大半がよく知る名前になっていた。

そのうちランペイジ自体について知りたいという欲が湧いてきた。そもそもこの時点で、16人のうち7人がザワクロに出ておりりくさんもスリボとして早々に認識していたので、既に半分の顔と名前が一致していた。恐ろしいランペイジ認識映画、ザワクロ。探し出せるありとあらゆる布教シートに目を通した(どうやらLDHのオタク(LDHのオタクという単語を使うかすらわからんが)はステマシートという単語は使わないらしく、相関図や布教シートなどの検索ワードで探し当てた)が、最終的に一番ありがたかったのはTikTokで、今までジャニオタとして大した縁のなかったこの媒体は登場する人数が少ない分一人一人を確実に覚えられることができて大変有用だった。かじゅま(もう既にかじゅまぺろぺろ人格になっている)が生きているか心配になるレベルでTikTokに姿を表さないことは切なかったが、TikTokで踊り狂うメンバーは新鮮でいとしかった。顔がはちゃめちゃに好きなしょごたむに心惹かれつつ、ツチノコことかじゅまが一瞬でも出てくると死ぬほどうれしい。情緒。TikTokのおかげで狂い4日目にしてランペイジ16人全員の把握に成功した。

ここでわたしの雑な見分け方一覧。

りきやさん:らんぺのパパ。ELLYさんの弟と色んな布教シートに書いてあるが、肝心のELLYさんが誰かわからない。
じんさん :風神。らんぺのママ。
りくさん:スリボのママ。かずほくを守るために筋肉を育てているらしい。
かみけん:最後まで覚えるのが難しかった人①。沖縄の人。顔が濃い。角度によってほくちゃんに見間違える。
るいさん:幼女。沖縄の人。TikTokをたくさん上げてくれる。
やましょー:背が小さくて色が白い人。たぶん天才だと思う。
かじゅま:楓士雄。赤ちゃん。ずっとかわむらいちまって読んでた。
ほくちゃん:司。豪快な赤ちゃん。しめちゃんに似たものを感じる。
しょごたむ:赤ちゃん。わんころ。顔が一番好き。しょごりく危うい。
しょへ:ゲリラタタで逆立ちしてた人。絶対に面白くさせるという覚悟。TikTokをたくさん上げてくれる。
いっちゃん:氷室。亀とじゅりを足して2で割ったみたいなお顔。猫が好き。
かいせい:難読漢字。最後まで覚えるのが難しかった人②。しょごをもう少し濃くするとかいせい。
まこつ:鮫丘。「ラウールみたいな子」by友人。かじゅまの寵愛を一身に受ける。
龍:芝マン。ビッグベイビー。顔が濃い。
たかひで:辻。赤ちゃん。顔が死ぬほど小さく足が死ぬほど長い。アフロディテ
たくま:末っ子。くまさん。

16人を把握できてわかってきて気づいたこと、それはランペイジもしかして、シルバニアファミリー?ということ。なんかもうめちゃくちゃかわいい。泣き泣き。かわいい…。他人に指摘されるまでもなく、既にわたしはランペイジに狂っていた。もう既にかじゅまのことを、これからもおもしろかわいがりながらぺろぺろ愛せるだろう…という気持ちが固まりつつあった。この若い王を、愛したいと思った。

そもそもわたしは生来興味のないものにはとことん興味がなく、ジャニーズ以外への興味も毛ほどもなかったし知ろうとも知りたいとも思ってこなかったので、こうして狂っているのはわたしの中で革命だった。好きの対義語は無関心なので、こうして愛せるものの幅が広がったことがとてもうれしい。

わたしは楓士雄のビジュが死ぬほど好きなので、恐らく楓士雄経由でなければ一生川村壱馬さんにたどり着いていなかったと思う。どれだけかわいらしくて美しくて可憐なかじゅまの通常ビジュよりも、ちょっとぷくぷくしている楓士雄ビジュにはどれも敵わない。と僕サバで虎之介に落ちた時も虎之介ビジュが最強!と思っていたのにいつの間にか通常ビジュの斗亜の方が好きになっていたので、いつの日か通常運転のかじゅまの方が好きになるのかもしれない。とにかく川村壱馬さん及びTHE RAMPAGEに出会わせてくれたザワクロ及び花岡楓士雄ちゃんに最大限のありがとうと愛してるを送りたい。

 

こんな文章を書いている間に3回目のザワクロ(副音声付き)を見終わったし、週末に4回目を見に行く。ザワクロ一生上映しててくれ。