みぎのほっぺに冬の夜

Träume sind Schäume.

2023 #1『Travis Japan Debut Concert Tour 2023 THE SHOW 〜ただいま、おかえり〜』

気がつけば4月を超えるどころか5月も終わろうとしていて、もうすぐツアーオーラスから2ヶ月が過ぎようとしているけれど気にせずデビューコン感想をつらつら書きます。夢にまで見たデビューコン、一年ぶりの本物の宮近くん、明日幕が開いても必ずいるという保証がある宮近くん、控えめに言って最高だった。

久しぶりに会えることもデビューコンももちろん本当にうれしいけれど、それと同時に世界で一番好きな「Travis Japanのコンサート」を見られることが純粋にたまらなくうれしかった。もう今後はTDCみたいな場所でトラジャを見られる機会ってなくなっていくのだろうけれど、デビューってそういう寂しくてうれしいことの連続だと思うから、これからもたくさんの寂しくてうれしい景色たちをずっと一緒に見たいなと思う。

 

開演、もう言葉で言い表せられないくらい、何もかもがよかった。とにかく「よかった」という多幸感に押しつぶされるみたいに溢れてくるコンサート。久しぶりに思い出したけれど、そうだ、わたし、Travis Japanのコンサートが世界で一番好きだったんだ。めちゃくちゃ都会的でおしゃれとか、作品としてそつなく綺麗にまとまっているとか、そういう訳ではないのだけれど、でもトラジャにしかできない、トラジャが思う「ジャニーズ」、トラジャが思う「エンターテイメント」、トラジャが思う「Travis Japan」をこれでもかと見せてくれるのがトラジャのコンサートで、これを知ってしまったらもう他の何でも満足できない。

息継ぎなしの構成、文句なしの会場の使い方、ステージ、それを叶えるためのトラジャのためだけの豪華なセット、どれをとっても感無量だった。白いオープンカーで現れて白いオープンカーで去っていくのもレッドカーペットもミラーボールもダンスゲームみたいなステージもトラッコも全面スクリーンも、全部正解で、全部テーマが一貫していて、全部お金がかかっていて、絶対的にトラジャのためのステージでしかないことが本当にうれしかった。

初日、自分が覗く双眼鏡の先に宮近くんがいるという事実がうれしくてうれしくてうれしくて、同時にあまりに体に馴染んで、ああこれをするために生きているのだと再認識した。いつだって双眼鏡の先に宮近くんがいてほしい、いつでも双眼鏡の先に見つめるものが宮近くんであってほしい、宮近くんを見つめられる瞬間が人生で1秒でも多くありますようにと願う。

 

The Show

デビューコン1曲目、JUST DANCE!か、The Showか、夢ハリか、それとも?って何度も空想を膨らませていたけれど、この始まり方はThe Showで間違いなかった。

黒の毛皮を纏って宙に浮かぶ白いオープンカーで登場する7人、ものすごく豪華でデビューコンらしくて大好き。SHOCK大好き人間からしても感無量のジャニーズエンターテイメント。宮近くんが運転席でしめちゃんが助手席にいるのが涙出るくらい好きだし、助手席にいるしめちゃんが毎回死ぬほどかっこいい顔をしているのが本当にいい。シンプルに左ハンドルなのもこだわっていて最高だし、車のナンバーが公演ごとにその日の日付になっているのも凝っていて大好きだった。スクリーンに映る背景が昼のロサンゼルスから夜の東京になるのも最高にいい。去年あんなにも超えたかった16時間をひとっ飛びで飛び越えてくれるトラジャカー(泣)(泣)(泣)

PARTY UP LIKE CRAZY

白いオープンカーが地上(メンステ)に降り立ち、パリヤ〜〜〜!渡米中に突如現れAGTでも披露されたパリヤを生で聞くのは何気に初めて。特に”Keep dancing crazy moving through the night”の振りが一番好き!

毛皮を脱いで次々滝シード姿になるメンバーたち。公演を通して、滝シードとJUST DANCE!衣装はあったけれどそれ以外は当たり前に全部見たことのない新しい衣装だったことを思うと、愛して愛して愛したオリ衣装たち、もう見ることはないのかな、寂しくてうれしいな!

JUST DANCE!

メンステから移動してセンステ。天を指す宮近くんの人差し指、何度聞いたかわからないイントロに胸が震える。このイントロのフォーメーション、何度見ても新鮮にトラジャってプリキュアだなと思えるのでこんなにも最高。

初めて向かい合ってピロブンダンスを踊れるのも、のえるくんのアクロをカメラワーク関係なく余すことなく見られるのも、本当に本当にうれしかった。一斉に動くペンライトも壮観だった。

自己紹介

のえ松松がセンステに残って自己紹介、他の4人はメンステへ戻る。戻る際、レッドカーペットを踊りながら移動するのが言葉で言い表せられないくらい好き。本当にずっと踊っている。普通は映像で繋ぐところもずっと踊っているのが本当にすごいし、ステージの繋ぎ方が底抜けに上手いグループだなとずっと思っている。トラジャの好きなところは数多あるけれど、コンサートの作り方の上手さへの信頼はずっと根底にある。

そしていつの間にかステージを覆っている緞帳の前で各々自己紹介するしめしずダブルカイト。ステージを覆う真っ赤な緞帳があるのが本当に好き!わたしにとって赤い緞帳ってエンターテイメントそのものなので、わたしがトラジャの美学だと感じるものを、トラジャ自身も美学として表現して、自分の強みとして体現してくれるのが本当にうれしかった。今回のセットはその時々のコンセプトとかテーマとかではなくて、美学なのだと実感する。彼らの美学の結晶。俺たちはステージで生きてきたし、こうして生きているし、これからも生きるんだという決意表明。その決意表明の最大の核が、「とにかく踊る」なんだな、と思う。だからこそたまに不器用にも映るしもっとお洒落にコンセプトを表現する他のコンサートもあるのだけれど、でもこれが一番好きだしこれが一番輝くしこれでしかもう満足できない。彼ら自身を削った末のものだから。トラジャのコンサートは、0→1とか1→100とかの昇華をしているというより、1→1をギュッと密度高くやっているように感じる。だから「THE SHOW」なのだと思う。トラジャのコンサートはショーそのものなんだ。

緞帳の前で、まあるく切り取られたスポットライトの中、最後に宮近くんが始めの挨拶をして、ピロブンして、翻って背中を見せて一言言って、そのまま幕の中に消えていくという演出が涙が出るほどいい。後ろ姿がミッキーマウスすぎる。宮近くん=ミッキーマウスという言説はわたしの中ではかなり複雑な立ち位置のもので、なぜかというと宮近くんってミッキーマウスほど完なる偶像ではないと思っているし、できればそこまでの偶像にはならないでほしいし(このままだとなりそうなので)、偶像になるということは本当の意味で王になることだと思っているから、できればもう少し王位継承権第一位でいてほしいと思っているので、容易には使いたくないのだけれど、でもこの場合の「ミッキーマウス」は、一流のエンターテイナーであり、万人の欲望を満たす完璧なる偶像という代名詞を、少しでも借りないと言い表せられないくらい宮近くんの姿が素敵なエンターテイナーだったので、ミッキーマウスと表すのを許してほしい、未来の自分(長尺の言い訳)。

Act 1 Hollywood

ダンスコーナー

中央の階段からまちゅが降りてきて、一気に舞台になる瞬間がすごく好き。まちゅの手足の長さを最大限活かしたこの演出が大好きだし、のえげんが下から参加することでSHOCK陣になるところもめちゃくちゃいい。

この、一つ一つは派手ではないけれど階段にも台にも自由自在に組み替えられて、色んな演出を可能にするセットがトラジャらしくて大好きだった。

夢のHollywood

夢〜〜〜〜〜〜〜!

夢ハリが始まる瞬間がいつだってこの宇宙で一番好き、浮かび上がる7人のシルエット、夢ハリが始まる前にしか訪れない静寂、唯一無二のイントロ。「デビューコンで見たい夢ハリ」をこれでもかと見せてくれた上で、ステッキまで復活して、もう言うことない。自分たちで取りに行っていたステッキがポップアップで掌に収まるの、感無量すぎる。張り切ってタップも久しぶりに踏んだ、わたしの足は宮近くんの号令と共にタップを踏むためにあるのだから。

夢のHollywood(のえげん)

他が捌ける中、下手のグランドピアノに座るのえるくん、寄り添う元太。のえパラでキーボードを弾くのえるくんを見て、いつかのえるくんがコンサートでグランドピアノを弾けるくらい大きなグループになりますようにと願っていたけれど、早々に叶った!デビューってすごい(泣)

アカペラの夢ハリ前ののえげんトークもとてもよかった。元太がのえるくんを120%楽しませようとしていたのがすーごくいい。元太って生来の勘の良さもあるけれど、それ以上に聡いから、自分がどう振る舞えばのえるくんが喜ぶかを完全に把握している節があるし、それが打算とかに基づくものではなくシンプルに「喜ばせたいから」という完全なる陽のパワーから来るのが、元太の元太たる所以だなあと思う。

Happy Groovy

ステージを階段のように斜めに横断するセットに一人一人登っていくメンバー、最後に下手から現れ、ピアノの上に登って踊る宮近くん。のえるくんが弾く純白のグランドピアノの上を深紅の衣装に身を包んだ宮近くんが踊るのがそれぞれのメンカラを具現化しているようにも見えて、ものすごく示唆的で大好きだった。この瞬間にチケ代全額払う!と毎公演脳内で叫んだ。そういう瞬間が間違いなくあることが本当にうれしい。

ジャズのハピグルも本家に負けず劣らず大好きなのでまた見られて本当にうれしかった。このアレンジは虎者のイメージもあってか、しめちゃんが一番素敵に似合っている気がする。

ハピグルのピアノの音を一つ残らず拾う宮近くん、ああ宮近くん。まじでファン一日目の感想を言うけれど、ハピグルの「ふわふわとムーンウォーク」のところ、宮近くんダンス上手すぎるよね。「ふわふわとムーンウォーク」をあれほど体現する人いない、ふわふわとムーンウォークするのがあまりにも上手すぎる。まじで上手すぎて毎回笑ってしまう。ダンス上手すぎる。宮近くんの好きなところ、絶対不動の一位がダンスだから、目の前で毎秒好きが更新されるのってすごく贅沢だなと思うし、世界一好きなダンスを踊る人が世界一好きな人格と世界一好きなボケのセンスをしていたので、今こうしてここにいるのだなと思う。

Swing My Way

確か赤いハットが上から降りてくる。新曲!3曲も新曲が追加されるの、デビューだ!(泣)になった。

個人的にこの曲は閑也の声質にめちゃくちゃ合っている気がして最高だなと思っているし、ジャジーな雰囲気がこんなに似合うトラジャのことを愛している。特に後ろに腕を振り上げる振付が大好き。

Act 2 Electronics

FIRE!!!(Wカイト)

メンステ暗転、花道の途中からお揃いのMA-1を着たWカイトが現れてセンステに立つ。このユニットはうみが本当にうれしそうで、でも変わらず宮近くんを眩しそうに見ていて、いい時間だった〜。お互いのメンカラの螺旋丸を出した後二人合わせてクリスマスカラーの螺旋丸を出していたのもかなりよかった。

FIREの宮近くん、改めて、シンプルに、ダンス上手すぎて、思わず笑ってしまう。あまりにダンスが上手い。あらゆる宮近くんの中でも特に好きな宮近くんのダンスを踊っているのでもうめちゃくちゃ好き、めちゃくちゃダンスが上手い。宮近くんのダンスが上手すぎて笑ってしまう瞬間が人生で一番幸せかもしれない。

個人的にはWカイト史におけるFIREを上手く咀嚼して言語化するのがものすごく難しくて、結局最後の公演まで自分が納得のいく解釈ができなかった。というか宮近くん側の解釈が上手くいかない。うみがうれしそうで楽しそうな、それでいて緊張と興奮が入り混じる絶妙な表情をしているのに対して、宮近くんは何を思ってFIREを踊っているのか全然わからない。どちらかというと、意識的に何も見せないようにしている、という方が見方的には正しいのかもしれない。それが本人の気持ちからの発露なのか、それとも演出を考えてのことなのかはわからない。でも宮近くんってうみに対しては常にツンギレみたいなところがあるから、うみの雄弁すぎる表情に照れているだけで案外本人の素直な気持ちなだけかもしれない。わからん。

PINEAPPLE

センステ暗転、メンステに閑也登場。キラキラした黒スーツだったはず、記憶が曖昧PINEAPPLEはスタイリッシュさと美しさ、少しの寂しさがVanillaの演出を彷彿とさせるなと思った。トラジャの体幹の強さが成せるステージセットと照明のコラボレーション、めちゃくちゃ好きな演出。照明を操ったり縦横無尽に踊る閑也がめちゃくちゃ素敵で最高で涙が出る。色々なことを考えた上でユニット三組+閑也ダンスソロにしたのだと思うけれど、閑也が伸び伸びと、自信を持ってステージに立ってくれていればいいなあと思う。

時差のある恋人への歌、こんなの泣かずにいられる訳がない。「朝」「夜」「手を伸ばし一秒でも僕のそばに引き寄せられたならいいのに」「はなればなれでもあなたに触れてる」「遠くにいても同じ時を同じ愛を生きているから」。こんなにもピンポイントにメッセージ性のある曲を選んでくれた気持ちを思って半年間の亡霊がゆっくりと浄化されていく気持ちになった。特に「遠くにいても同じ時を同じ愛を生きているから」、わたしがめちゃくちゃ会いたくてでも会えなくて遠くにいても気持ちは離れていないと苦し紛れに思っていた間、トラジャも同じように気持ちをごまかして海の向こうのことを思ってくれていたのかもしれないなと思って、なんというか、わかっていたけれど、余計に背中を押してもらえた気がした。

GET ALIVE×Lock Lock

セットから降りてメンステ。このリミックスもこれまたトラジャならではで最高だし(のえるくんありがとう)、WODのリミックスを作るのに予算が下りないかもしれなくて(どういうことだよ!)必死に交渉していた去年を思い出してデビューだ!になった。一生デビューを実感している。

Unique Tigers

シャツの上にグッズのフーディを着てトラッコに乗車(乗虎)。声出し解禁がこのコンサートに間に合って、久しぶりにみんなの名前を呼べたのが本当にうれしかった。ユニタイでコーレスする瞬間、ああ生きているって思う。ユニタイはずっと19サマパラと記憶が紐づけられているから、聞くたびに、見るたびに、あの夏この曲がどれだけ背中を押してくれたか、青く広がる草原を何度想像したか、一列に並んで風を切る7人にどれだけ託したかを思い出す。

あとシンプルに、トラのトロッコトラッコと名づける、という情報そのものが100億点満点のとらびすじゃぱんぢから。トラッコ、ずっと乗っていてほしい、毎ツアー現れてほしい。

Dance With Me ~Lesson 1~

スタンドがある会場はトラッコから降りてメンステ横からスタトロへ、ない会場はそのままトラッコ乗車。ずっとずっと待ち焦がれていたDWM、うれしすぎて涙出る。欲を言うならあのかわいい振り付きで見たかったけど、コーレスできるだけでも死ぬほどうれしい。世界で一番好きなコーレスこと「とらとらとらとらとらびすじゃっぱ〜〜ん!」。

スタトロ(もしくはトラッコ)で客前まで来て手を振る宮近くん、めちゃくちゃちゃんとオタクの目を見ていたね。もう虚空に手を振っている宮近くんじゃなかったねえ。すーごい笑顔でちゃんとオタクの顔を見ていて、なんかじーんとしてしまった。宮近くんはたぶん、宮近担があんまり自分にファンサを期待していないことも、それで満足していることもわかっているだろうし、だからこそ初日の夜の挨拶で「踊っていれば」という単語が出てきたのだろうけれど、それでもできる限り愛を示そうとしてくれた姿勢が愛しいなあと思う。当たり前に、生きている生身の人間だから、宮近くんはこれからもどんどん変化していくのだろうなと思うし、それを全部自分の目を通して見られたらそれが一番幸せだなと思う。

目の前を通り過ぎていく宮近くん、笑い皺をくしゃーーっとさせて、本当に天使だったな。掌から愛を送ろうとしてくれる天使。天使っていうか神の子ですが。賛成コンの時バタバタしていて一回しか入れなくて、その時の実感として、もしかして宮近くんはもう神になっちゃったのかも(泣)と思ってすごく寂しかったけれど、宮近くんはまだまだ神の子だった、よかった(大の字)。

Talk It!Make It!

引き続きスタトロ(もしくはトラッコ)。トキメキでフー!するのすらこんな涙が出ることなんてあるのか。「信じてください」、いつまでも最初の振りが一番好きだから、宮近くんがトラッコの上で小さく信じてください(教祖のポーズ)していてもう大好き!になっていた。

MC

とにかく各地ワハワハずっと楽しいMCだった。うみちゃんがMCでごきげんなことが多くて、それをいつものえるくんが「今日ごきげんだね!」ってうれしそうにお知らせしていて、そんなのえるくんが一番ごきげんでかわいいし、前半をやりながら「うみごきげんだな」って思って見守っていたのかと思うとかわいすぎて苦しい。うみがグッズ宣伝してくれるのも懐かしくてこれこれ〜!になった。

何回か収録が入っていることに触れていて、でもそれが必ず円盤に繋がるだろうと全員が共通認識を持てるのがすごい世界だ、デビューだ〜〜と思った。

Act 3 Japanesque

ダンスコーナー

MCを途中で抜けたしめちゃかまちゅが花道途中から白衣装で登場。この衣装、本っっっ当に好き。特に宮近くんの衣装の形が浄衣っぽくて超好き。イタコみたいでめちゃくちゃよかった、死者の代弁者宮近くん、、(のえるくんありがとう)。背中の虎の尻尾が肩にまで伸びて前からも見えるのもすごく好き。メンステでの踊りも最高に好きだったけれど、それと同じくらい踊り終わって暗がりの中メンステへと捌ける3人の背中が儀式みたいですごく好きだった。

元太和太鼓

メンステ中央一段上、和太鼓と共に元太登場。この和太鼓もすごくよかった。なんか今の元太、すごく「青年」で驚くほど精悍なんだよ。もう元太は23歳なんだよおばあちゃん(公演当時)。

VOLCANO

7人各々が逆V字のように分かれて配置された台の上で登場。上手く言い表せられないけれどメンステの地上レベルにある板?に隠れた彼らが、台が上に移動することによって一人ずつ姿を表す演出が大好き。ボルケーノ前、元太と背後の炎だけが暗闇にぼおっと浮かび上がった時も生贄感がすごかったけれど、7人揃って7つの炎が背後に灯ったらより生贄感が強くてゾクゾクした。Travis Japan×和、最高。ピンクと白の照明と連動して炎も縦横無尽に動くのも最高だった。

Namidaの結晶

7つの台が一直線になり、一つのステージに。この衣装でナミダを歌わずして何を歌うんだよ感。正解。最高のタイミングでどっさりと振ってくる大量の羽根の演出も大好き。

Never My Love

羽根を携えながらステージが上下に分かれ、再び階段に。変幻自在に階段にもボックスにもなるステージ構成が本当に好き、天才。階段の一番上にいる宮近くんがあまりに神々しすぎてこのまま天に帰っちゃいそうで怖くなって、神になんてなるなーッって絶叫してしまう。ネバマイのこと大好きだけれどまさか歌うとは思っていなかったので歌ってくれてとてもうれしかったし、ちょうどトラジャデビュー後のえび座を見たばかりだったので余計に沁みた。そして宮近くんが「my whole life depends on you」のパートを歌うのが最高すぎる、まじでmy whole life depends on youすぎる。

君だけに(のえげん)

全員がステージに降り立ち、階段はボックスに(ネバマイ中だったか曖昧)。2人だけが中央に残る。こののえげんの君だけにがあまりに、あまりに良すぎた。毎回これはオタクの幻覚ですか?になる。何度も反芻してしまうしこれにもチケ代全額払うって思う。何度でも見たい、何度見ても足りない、助けてほしい。

羽根の中でくるくるとコンテを踊るのえるくんが誇張なく人智を超えたもののように思えたし、のえるくんの帯びる儚さと元太の帯びる逞しさがあまりにいい対比で目眩がした。この対比は松松でも、のえちゃかでも、他のどのペアでも絶対に成立しないということが痛いほど伝わってくるし、2023年ののえげんだからこその対比だとも思う。同じ二人でも2019年には成立し得なかった。わたしは19サマパラの元太ソロfeat.宮近くんのAnniversaryがいっっっっっちばん好きだったのだけれど、今回の君だけにとも重なって更に感無量になる。Anniversaryで宮近くんと静かに重なる元太を思い起こすと、やっぱり今の元太は顔つきがかなり精悍になったのだなあと実感する。記憶の中の元太の顔つきはまだまだ幼くて、現実とのギャップがすごい。

特に正面からスクリーン込みで見る光景が良すぎた。後ろに映し出される白い月と青い夜の海が客席の白と青のペンライトそのままで、二人を表したのがこの情景そのものなのだと思ったし、のえるくんが羽根の海の中でくるくると回って羽根が舞い上がるのと同時に元太も夜の海の中でくるくると回ると元太の動きに合わせて波飛沫が上がるのがあまりにも良すぎて絶叫した。終盤でのえるくんが羽根の海から夜の海へと台を昇っていくのが逆に天から元太のいる地上へと降りてきたみたいに見えたし、最後迫り来る眩い月の中に白を纏って重なる二人が溶けていくのと同時に二人の足元では夜の中に暗い海が溶けていくのまで含めてあまりにあまりにあまりに良すぎて倒れた。羽根の海と夜の海だから、もしかしたら二人が意図したメタファーは月と海じゃなくて、月と夜かもしれないとも思う。のえるくんが月で、元太が夜。

のえげんの衣装がちょうど鏡になっていて、半身ずつなところもオタクの気が狂ってしまう。半分ずつの青と白を混ぜたみたいなひらひらの布、それぞれが片翼みたいでもうなんて言っていいかわからない。しかも曲中でお互いの前を開けてはだけさせているし。もうオタクの語彙力では言い表せられない。羽根を捥がれて天から落ちた月が波打ち際で夜と出会い泡になって海に消えていく物語ですか?逆アフロディーテ。良すぎて、これを見ただけで一本映画を見た後みたいな気持ちになる。

あとFIREWカイトが曲中二人の間に吊るされた真白い球体からくり抜かれたように黒く縁取られたシルエットになるのに対して、のえげんは真っ白の月と溶け合うように白に包まれていくのが正反対の表現だなと思いながら見ていた。

Act 4 Street

LET'S MUSIC(しめまちゅ)

メンステ暗転、花道からしめまちゅが現れてセンステで踊る。この180度違う君だけにとレツミュを並べて違和感なく遷移させるの、まじで、天才すぎる。

レツミュ大好きなのでやってくれてうれしかった!しめまちゅのレツミュ、幸福度が好きすぎる。かわいくてポップな二人がゴリゴリに踊るのが衣装も相まってめちゃくちゃによかったし、振付が好きすぎた。こういう機会じゃないと目が足りなくて他のメンバーのダンスまで見られないけれど、この振りはまちゅの伸びやかさとしめの柔軟さが綺麗にコラボしていた気がする。最後メンステへと戻っていく時も花道を踊りながら移動しているのがかっこよくてかわいくて超好きだった。

Turn up the vibe

しめまちゅと揃いのスタジャンを着た5人がメンステで合流。この衣装、かわいくてデザインも凝っていてそれぞれにぴったりで大好きだった!久しぶりに宮近くんに「オイ!ニューエラーーーッッッ!」になったけれど。

正直最初はあんまりピンと来ていなかったのだけれど、途中からどんどん好きになった名曲。そもそもものすごくかっこいいし、ジャニーズ全体で言っても今まであんまりない感じなのではと思っている、知らんけど。重低音が気持ちよくてヘドバンをしたくなる。R&Bというのが正しい表現なのかわからんが、あれをあのテイストのままめちゃくちゃに踊れるのが間違いなくトラジャの強みだなと思う。

上を向いて歩こう

メンステから各自柵型のアリトロへ。それぞれぐるっと半周くらいして最後センステでみんな合流。

まさかのレーベルメイト登場。坂本九氏がレーベルメイトの世界線、かなり愉快で好き。アリトロで近くに来てくれるメンバーを見るべきか、スクリーンに映される留学中の写真を見るべきか最後まで迷った。アリトロファンサ曲とはまた違う、じんわりとした温かさのこもった周遊で、いい空間だった。

World of Dance

合流したセンステで踊る。

どれもこれも最高だったけど、このツアーを通して個人的に一番うれしかったのはやっぱりWODの構成をこの目で見られたこと。自分だけの目線で自分だけの角度で見られたことで、公式の配信なんてない中現地の有志が撮ってくれたガビガビの映像から勘で宮近くんを割り出して必死で追って、数週間後に投下されたりされなかったりする公式の映像を擦り切れるほど見た7ヶ月間が遂に報われた気がした。わたしが報われる必要なんて一切ないけれど。真正面から見るWODは、自分の目線があの夏の日の会場にそのままいるみたいで涙が出た。見られないけれど、見たかったし、見られなかったけれど心から応援していたよ。見る度に、16時間離れていた夏の亡霊を丁寧に成仏させているような感覚があった。きっとまるまるこの構成を見られるのは今回が最後だろうから、何度血眼で見ても見足りなかった。

とにかく運動量が凄まじい。普通は本編最後に6分超えのWODの構成は持って来ない。というか普通はWODの構成なんかそもそもない。WODだけで相当体力を使うのにそれを1時間半以上踊っているところで持って来る事実が、「今回はとにかく"踊る"がテーマ」をどんなに言葉を尽くすより如実に表していて最高だった。そして改めてだけれど、閑也も含め7人でWODを踊れたのが本当に本当に良かったなあと思う。「7人のWOD」自体がこのデビューコンの核だった。

WODを三方向から見せる演出にしたのも大天才すぎる。真正面はもちろんいいけれど横もいいし後ろもいい、そしてその構成を叶えるとらびすじゃぱんのダンスが本当に最高。WODを踊っている時の、これ以外ないってくらい生きる力を振り絞って踊っている宮近くんが本当〜〜に好き。これを死ぬまで見ていたい。宮近くんにとって踊ることとは生きることで、生きることとは踊ることなのだということをWODを見ながら何度でも思う。わたしにとって生きることとは宮近くんを見ることだよ。

回を重ねるにつれオタク側もどんどん踊っている最中を大会のように盛り上げる感覚に慣れていって、歓声を上げながら見ていたのが現地にいるみたいですごく好きだった。新潟から追加されたダンス終わりの特効もめちゃくちゃよかった、あれでさらに盛り上がれた感じがある。

毎度毎度ナミダの縦一列で宮近くんの首をそっと触るのえるくんが地味にツボだった。そのまま毎回二人は斜め前後で目を合わせるのだけど、そこでいつも嘘みたいにかっこよく笑い合っていたのがすごくよかった。なんだか合わせる目線を見て、渡米を経てまた一段とのえちゃかの関係性が進化した気がしたな。元から仲がよかったしお互いを信頼していたと思うけれど、その一歩先、お互い迷いなく背中を預け合っているような感触がした。いい意味でのえるくんから宮近くんへの神格化が解けて、(特にのえるくんからの気持ちが)等身大で対等になった気がした。いい意味で、もうロリデのようなのえるくんはきっと二度と目の前に現れないのだろうなと思った、少なくともあの形では。あとボルケーノでは宮近くんが元太の尻をそっと触っていた。

JUST DANCE!(一節)

そのままセンステ。WODを踊り終えてから7人で円になってお互いを支え合うように肩を組んで歌うから、その光景がそのままWODの躍進によってチャンスが切り開かれていって、AGT、デビュー、そしてJUST DANCE!へと繋がっていったストーリーを表しているように見えて泣いてしまったし、ずっとこうやって肩を組んでお互いを鼓舞して支え合って歩いてきたのだなあと思って涙が出る。

挨拶

センステにのえ松松が残って挨拶、メンステで着替えたしめしずWカイトが挨拶。

初日、あまりにもずっと最高で、考える暇が与えられないくらい最高で、途中から体が完全にいつものトラジャのコンサートとして認識したあたりで挨拶になり、みんなのあまりの壮絶な感情の入りようにそうだった、これデビューコンだった!になった。頭をガンと殴られたような気持ちになった。いつもどれだけでも最高のパフォーマンスを見せてくれて、常にアイドルを全うしてくれている彼らの、切羽詰まった思いにギリギリのラインで触れさせてもらったような心地だった。わかっていたつもりでいたけれど、当たり前にジュニアという環境は彼らにとって常に後戻りのできない場所で、常にステージを降りる選択肢は半歩後ろの暗闇にあったのだと思ったし、その中で何も変わらず笑顔を見せ続けてくれていたことが言外に伝わってくるのがものすごく残酷で、でもそれが事実なのだと思った。うみが「メンバーが抜けたりして」と言っていて、当たり前だけれど、この人たちはこの23年の切羽詰まった思いの話をしている訳でも、渡米前後の話をしている訳でもなく、10年間、15年間の踏ん張った日々の話をしているのだなと思った。

まちゅ:

申し訳ないことにまちゅの挨拶のメモがほとんどないのだけれど、このツアーを通してやっぱりまちゅは面食らうくらい素直な人だなと思ったし、毎度感極まりすぎていて胸いっぱいに満たされていることが存分に伝わってくるところがすごく好きだった。各地を一緒に回った松倉担のフォロワーが言うには「幸せでした」と「手を繋いで」は超頻出ワードだったらしくてかわいい。でもまちゅの素晴らしいところは、周りが色んな言葉で挨拶を述べる中で変に影響されることなく一貫して自らの感情だけを届けてくれるところだなと思うし、その飾らないところが一番の美徳よと思う。

元太:

とにかく言い間違いが多くていとしい。言い間違いの仕方があまりにもおもしろくてこちらが笑いを堪え切れないとぷんすこしていたり、言い間違いを直後ののえるくんが綺麗に回収してオチをつけられたりしていて不憫かわいかった。まちゅ同様楽しかった、と全力で伝えてくれていた。

折り返しの新潟で「もうあとちょっと(※残り半分はある)でツアー終わっちゃうのつらすぎるな」と感傷に浸っていたら、元太も「ツアー終わるのもう寂しい」と言ってくれていてわかる(泣)(泣)になった。

のえるくん:

ツアーを通して、のえるくんは言葉選びが前と比べてすごく上手くなったなーと実感した。のえるくん自身は元太の挨拶に合わせる形で冗談で自分は日本語が上手いなんて言ったりしていたけれど、実際はものすごく日本語が不器用な人だなとわたしは思っている、でもその不器用な温度感を、誤解されずにそのまま伝えられるようになった気がする。客観的事項の説明は上手いけれど、自分自身を表す言葉を選ぶことに関しては丁寧すぎて逆に空振ってしまう人だなとずっと思っていたから、その不器用さを第三者にちゃんと伝わる形で言葉として届けられるようになったのが本当に良かったなと思う。のえるくんが誤解されるのは、例え誤解されたとしてもわかってくれる人だけでいいと言い切れるような人ではないとわかっている分余計悲しい(し、言い切る必要なんてなくていい)。のえるくんって頭はいいのだけれど全くもって要領は良くないと思うのですごく歯痒く思う時もままあるけれど、そういう自分に折り合いをつけて認められるようになったのが渡米期間だったのかなと思う。わたしはやっぱり2022年はのえるくんにとって「自己の肯定」の一年だったと思っている。自己の消化と、肯定と、許し。精神面において、一番渡米が追い風になった人な気がする。

愛知では、「この34年で『叶うから目指そう』という考え方から『叶うかどうかわからないけど目指したい』と思うようになった」と言っていて、今までも少しずつ教えてくれてきたことではあったけれど、改めてのえるくんがそれをこの場で言えるようになったことがうれしくてうれしくて泣いた。相変わらずのえるくんは「おでこを出すのが本当は嫌」と言ったり、「副乳を見せるのが本当は嫌」と言ったり、本当にもうおもしろいくらいわたしからするとどうでもいいありとあらゆることを気にしていたけれど(まず副乳って何?)それをみんなの前で言えるようになったことも嫌だと認められるようになったことも本当に本当に大きくてあ~~~のえるくん綺麗よ~~泣き泣きになった。

新潟では、大好きなヒロアカと準えて、「現実にヒーローはいないけれど、アイドルはいる」と誇らしく言っていたこと、「僕らも最初はヒーローみたいに自ら志してアイドルになったけれど、段々必要としてくれる人が現れたからこそ今アイドルでいられている、皆一人一人が僕の生きる意味」(ニュアンス)と言ってくれたこと、これをのえるくんが躊躇いなく言えるようになった2023年、ついにここまで来たなと感慨深かった。

うみ:

何度でも思うしこう思うのもこれが初めてじゃないけれど、うみは本当に言葉を操ることが上手だなと思う。宮近くんとは正反対の言葉選びというか、宮近くん自体は抽象的な人間(だとわたしは思っている)なのにものすごく具体的な言葉を使う一方で、うみ自体は具体的な人間だと思うのにものすごく抽象的な言葉を使うなと思う。でもその言葉選びがすごく上手くて、抽象的だけどちゃんと伝わるし、伝わる上でうみにしか伝えられないことを、過不足なく、一貫したテーマを持って伝えられるのがすごいなといつも思う。間違いなくこれから先もずっともっとTravis Japanの力になってくれる言葉だと思う。

毎回アイドルへの覚悟について語ってくれていたのがすごく好きで、気まぐれに見えて真面目で、何も考えていないように見えて広く深く色々と思い悩んでいて、たまに落ち込みすぎたりもして、とにかく不器用な真剣さを持って自分に何ができるか、を常に考えてくれているうみの不器用さが大好きだなあと思う。

しめちゃん:

たぶんしめちゃんは、来る人全員にちゃんとまるまる同じことを絶対に伝えようと決めて毎回挨拶に臨んでいたのだと思う。毎回変わらない言葉の強さがすごく好きだった。自分の夢が叶ったこと、これまでの努力、それに応えてくれた感謝、を絶対に同じ温度で伝えようと決めているのだろうなというのが伝わってくるのがすごいし、毎回その温度感が新鮮に伝わってくるからやっぱりしめはすごい。

「デビューしたよ!夢叶えたよ!」って地声が聞こえるくらい声を張り上げて伝えくれて、「本当にね、会いたかった」って声を震わせて、切羽詰まった顔で言うしめちゃん、しめちゃん、しめちゃん。しめは、本当にさあ〜〜〜………ずっとずっと言葉にしてわたしたちを安心させて、前を向かせてくれたこの人は、自分自身に対してもずっとずっと大声で言い聞かせ続けていたのかもしれないなと思うツアーだった。ずっとこちらを向き続けてくれてありがとう、ずっとこちらをエネルギーに変えてくれてありがとう、ずっと気丈に、不安をおくびにも出さずにわたしたちと向き合い続けてくれてありがとう。

閑也:

初日、「まだまだ頭が真っ白になっちゃうこともあるし、今回も覚えられるか不安だったけど、ずっとやってきたから体が動き方を覚えていた」(ニュアンス)と言ってくれた時、ずっと前のらじらーで「いつかこの涙が」をトラジャのことを思いながら聞いていると教えてくれた閑也のことを思い出して、歌詞の中の「限界まで努力できる才能」って間違いなく閑也のことだよと当時思ったことを思い出した。

正直、閑也が適応障害を発症した原因の環境って「アメリカ(あるいは日本語が通じない不慣れな環境)」だと想像していたので少しだけでも離れられてよかったなと思っていたのだけれど、今回「ステージの上」も含まれるのだということを知ってすごくしんどかった。自分自身も適応障害を経験した身として、心身に暗い影響を及ぼした環境を変えられない辛さって多少なりとも想像がつくので、それがこれからも立つべき場所として期待され、尚且つ恐らく自分も立ちたいと願っている場である場合の辛さは如何ばかりかと思う。

色んな心強い言葉を届けようとしてくれているのを見て、素直に受け止めなくて悪いけれど、強がらないで、不安になっても、怖くなってもいいんだよと思っていた。みんなしずの味方だから。しずは、自分で言っていたように言葉を選ぶのが苦手で自信がないのだろうし、それでもステージ上ではそれを誤魔化してしまうから、伝え方なんてどれだけ下手でもいいから、誤魔化さなくていいよと思う。

宮近くん:

わたしは宮近くんに関しては、偶像になり過ぎないでほしいという思いが強すぎるので、説法にはどうしても厳しい視線で臨んでしまう。上手く言い過ぎなくていいと思うし、浅いことを言ってもいいし、捻りのないことを言ってもいい。大したことを言わなくていいから、できるだけ気軽に言葉で遊んでほしいなと思う。遊び方を間違えない人だということは十二分にわかっているので。

初日は、ちょっと別格で、きっとこれからもずっと心の中に残り続ける言葉なのだろうと思う。「そのうち宮近くんが好きって言ってくれる人が現れて、」と言い出しただけでもう涙が止まらなかったけれど、「踊っていれば誰かがときめいてくれる」と言う宮近くん、そうやって踊りに自らの存在意義の全てを託す宮近くんがあまりにも宮近くんそのもので、宮近くんにとって踊ることとは生きることなのだと思った。わたしも踊る、踊っている唯一無二の宮近くんを好きになったから、宮近くんが好きと言う人=踊りにときめいている人だと思ってくれていることがうれしかったし、そうやって踊りに全てを託してきた人なのだということを改めて実感して泣いた。ずっとずっと「宮近くんが好き」な人でいるよと思った。踊って「いれば」と言い切るのが寂しくて、踊りにのみ自らの唯一最大の存在意義を見出していることが哀しくて美しかったけれど、でも切ないくらいわたしにとっても事実で、そうだとわかっている宮近くんが好きなんだよね。

新潟では、「アメリカでトラビスと会えた時、『君たちの成功は、ただ嬉しいとかじゃなくて僕の成功そのもの』と言っていた」、「僕たちの成功は皆さん(観客)のキャリアの成功にはそのまま繋がらないかもしれないけど僕たちを見ることで皆さんの日々の糧になれば」、「僕たちはパワーを与え続けるので、受け止め続けてください」などなど言っていて、すごくすごくよかった。成功が何を指すかはわからないけど、と付け足しながら言うのもとても宮近くんらしかった。「僕たちはパワーを与え続けるので、受け止め続けてください」は忘れないよう何度も何度も脳内で反芻したので一言一句そのままだと思うのだけれど、こういう言葉を濁さず、誤魔化さず、力強く言ってくれたのがうれしかった。

違う日の新潟では、「ステージ上で歌ったり踊ったりすることが一番好きで、一生そうしていたい」みたいなことを言っていて、大好きだった。わたしも一生ステージ上の宮近くんを見ていたいよ。

横浜では、「皆さまは我々の武器です、Travis Japanも皆さんが元気でいられる、幸せになれる武器でいることを約束します」と言っていて泣いてしまった。宮近くんって今回のツアーはずっと、こちら側に永遠を求める言葉として「○○し続けてくれるとうれしい」じゃなくて「○○し続けてください」って断言しているんだよね。珍しいなーと思うし、断言することで逆に受け取り方に幅を持たせることが、すごい言葉だなあと思う。宮近くんのこと大好きだなあって毎秒思う。

JUST DANCE!

メンステ、デビュー衣装で踊る。JUST DANCE!3回歌うのがすごくデビューコンらしくて大好き。まじで今更すぎて今までどこを見ていたのすぎるけれど、ここで初めて宮近くんの赤スーツ衣装の裏地まで反転したような赤チェックになっていることに気がつきました。あの裏地めちゃくちゃめちゃくちゃかわいい。デビュー衣装を生で見られたこともすごくうれしかった。

再び階段が降りてきて、みんなでその階段を駆け上がって去っていくのも超好きだった!手を振りながら両脇からスクリーンが閉じて本編終了。

アンコール

BIG BANG BOY

同じ衣装のままメンステに再登場!これどういう風に再登場したか忘れてしまった。上?横?下?円盤で確かめようと思えることが死ぬほどうれしい。

虎者のオレンジスーツも似合ってはいたけれど、今回の赤スーツバージョンのBBBがかな〜り好きだった!ムーンウォークのところ、わたし的には結構おもしろパートなんだけれど毎回宮近くんは死ぬほどムーンウォークが上手くてすごい(当たり前体操)。

DRIVIN' ME CRAZY

新曲の中で一番好きだったのがこの曲!リズムが最強に好みだった。コーレスのタイミングがやや難しくておもしろい。

新潟あたりから、メンステから花道に続くミニ階段の上でみんなで一段ずつ寝転ぶという下りが現れてそれがすーごくかわいかった。

Together Now

メンステからアリトロへ、ぐるっと一周。アリトロだった気がするけれどトラッコだったっけ?アンコの記憶が怪しすぎる。

最後はやっぱりTogether Nowで泣いてしまう。この曲は初演虎者の思い出も強いけれど、個人的には配信になったエンターの景色がより脳裏に焼き付いている。「今幕が降りて」と歌い出す宮近くんに何度打ちひしがれて泣いたかわからないのに、もう次の幕が開いても絶対に宮近くんはいるのだと思いながら聞くTogether Now、格別だった。

途中から客席と一緒に歌う演出が加わったけれど、オタクの歌声を聞いているしめちゃんがすごくすごくうれしそうで、この人を喜ばすためならばいくらでも喉を潰すと思った。

最後メンステに戻り、現れた白いオープンカーに再度乗車して空へと帰っていく演出が本当〜〜〜〜に好き!最後まで美しく完璧で最強のショーだった。

 

 

トラジャのコンサートってめちゃくちゃ疲れるけれど、それ以上に満足感がすごくて、ずっっっっと踊っている人たちを見ているだけだけれど、ずっっっっと踊っているから一瞬も集中を切らす瞬間がなくて、どの瞬間のステップもターンも見逃したくなくて、めちゃくちゃ疲れて、でも世界で一番最高の疲労感だと毎回感じる。これがないともう満足できない。本当、感無量としか言いようがない。こんなに素敵なコンサートを見せてくれてありがとう。

何よりも、宮近くんの体の動きを全て自らの目で捉えられるということが無上の喜びだった。宮近くんの一挙手一投足を一瞬も見逃したくないし、余すところなく自分の双眼鏡の中に収められる瞬間が人生の中で一番好きだなと思う。宮近くんのことが好きすぎてここで死んでもいいって毎公演思った。

わたしにとって結局必要なのってやっぱりトラジャと宮近くんだけで、トラジャと宮近くんしかいらなくて、そう言い切ってしまって構わないし、そう言い切る存在はこれからもトラジャと宮近くんしかいなくていい。何度も言うけれど、とにかく自分の目で宮近くんを追いかけられて、自分の目で宮近くんを確かめられることが本当に何よりも大事だし、何よりも好き。わたしにとって一番大事なのって「自分の目で見る」ことなので、逆に言えば「誰かのフィルターを通して見る」が一番ストレスなのだろうなと思う。

宮近くんを一分でも一秒でも長く見られることがなによりの幸せだし、宮近くんがステージの上に立つ限り、ずっとずっと宮近くを見ていたい。宮近くんを見つけるために生まれてきたし、宮近くんを見るために生きているって本気で思っているから、これから先もそう思い続けられる道のりを一緒に歩んでいけたらいいな。

あとやっぱり大きな声で「おかえり」を届けられたことが本当に本当にうれしかったし、デビューコンまで絶対に持っていくと決めていた「宮」うちわを掲げられたのもよかった。

亡霊を丁寧に成仏させていく旅だったようにも思う。わたしはずっと「Travis Japanを見続けること」が最優先事項なので、渡米について複雑な気持ちもあったけれどそれは決してトラジャに対してではなく事務所の方針に対してであったし、渡米先で結果を残していく彼らを追うことはたとえ距離が離れていても誇らしかった。でもやっぱり確かにあった寂しかった気持ちとか、会いたかった気持ちとか、そういうのを共有して、もう一度会えてよかった、って昇華できたデビューコンだった。

ステージの設計も構成もセトリも全部全部何の文句もなく世界一最高だった。世界一最高だと信じて疑わない期待をいつだって100億倍にして返してくれるとらびすじゃぱんを世界で一番愛しているし、トラジャのコンサートが世界で一番好き。トラジャ以上のコンサートなんてどこにもない、世界で一番信じている、愛している、大好き、大好き、大好き!デビュー、本当におめでとう!!!!!!!